シリーズ6まで出版され、それぞれが何10万部という売り上げになっている「日本で一番大切にしたい会社」
この本では「企業経営の最大の使命・目的は、 業績を高めるとか、勝ち負けを競うといったことではなく、 その企業に関係するすべての人々の幸せや 働きがいの追求・実現である」と定義しました。
それまでとは真逆の考え方の経営学でした。 そしてその経営の考え方・進め方は、理想などではなく 現実であるということを証明するため、 人重視、幸せ重視の経営を愚直に実践している、 全国各地に実在する本物の中小企業を紹介したのが この本でした。
その著者坂本光司氏がこの本を書くきっかけの一つになったのが日本理化学工業という会社の存在のようです。
日本理化学工業は50年前に、社員みんなの願いで身障者の女の子2名を採用した事をきっかけに、以来ずっと身障者の方々を雇用し続け、今では全社員に占めるその比率が70%にも達しているそうです。そして著者が訪問した際にお茶を入れてくれた高齢の女性が、50年前に初めて採用した身障者の女の子であることを聞き、不覚にも涙がこぼれた、等の話を編集者にされ、その際に著者が結びのことばとして話されたのが、「私はこの会社こそ、日本でいちばん大切にしたい会社だと思っています」というものだったそうです。
知的障がいの子供たちとその家族の自立支援を応援する私たちゆめBOXは毎年1回「ゆめBOXフェスタ」と称してイベントをしています。
今年のゲストはその、理化学工業社長の大山康弘氏。
『私が知的障がい者を雇ったのは決して前向きな理由からではなく、単なるなりゆきのようなものでした。その認識が大きく変わったのは、それから3年ほど経った時のこと。知人の法要に出席した際にその寺の住職と話をする機会があり、私はふと思いついてこんな質問をしてみたのです。
「うちの工場では知的障がい者が一生懸命に仕事に取り組んでいます。施設に入って面倒を見てもらえば、今よりずっと楽に暮らせるのに、なぜ彼女たちは毎日工場へ働きに来るのでしょうか」
すると住職はこう答えました。
「人間の究極の幸せは4つあります。1つ目は、人に愛されること。2つ目は、人に褒められること。3つ目は、人の役に立つこと。4つ目は、人に必要とされること。だから障がい者の方たちは、施設で大事に保護されるより、企業で働きたいと考えるのです」
その瞬間、私は自分の考えが根本的に間違っていたことに気づきました。人は仕事をして褒められ、人の役に立ち、必要とされるから幸せを感じることができる。仲間に必要とされれば、周囲と愛し愛される関係も築くことができる。だから、彼女たちはあんなに必死になって働こうとするのだと。
それ以降、私は知的障がい者の雇用を本格化させました。経営者として「人に幸せを提供できるのは、福祉施設ではなく企業なのだ」という信念を持つようになったからです。今の日本理化学工業があるのは、知的障がい者の従業員たちが導いてくれたおかげ。私や健常者の社員たちの方が、「働く幸せ」とは何かを知的障がい者から教えてもらったのです。』
(東洋経済ONLINEより抜粋)
そして歌のゲストとして、
元劇団四季の渡井真一&れいご夫妻をお呼びしています。
会場が一体となってニコニコしてしまうパフォーマンスをしてくださる事請け合いです。
是非お楽しみに!
ということで、
6月9日日曜日
12:00〜14:20
ゆめBOXチャリティーフェスタ
vol.7
日本アムウェイ本社B1にて
開催いたします。
詳細は
フライヤー(写真)をご覧ください。
よろしくお願いいたします。


